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2023.01/15(月)
1/15 なぎさの生きものたち
今日はどんよりと曇っていましたが、生きものたちはたくさん見られました。
いつも野鳥情報が多いので、冬の植物情報もお伝えします!
西なぎさ東側にクロマツが数本生えているのですが、枝先に冬越し中の小さな松ぼっくりがたくさんついていました!
小さいですがちゃんと松ぼっくりの形をしています。秋にはりっぱな松ぼっくりが見られるかもしれませんね♪
園内の岩場を歩いていると鳥のフンを発見!中に赤い実が入っています。
この色、この形は!!
トベラの実のようです。バーベキューエリア付近に生えていて、春にはとっても良い香りのする花が咲くのですが、実はねばねばしていて無味無臭。あまりおいしくないのか、熟した実が食べられず余っていました。
冬時期に見頃を迎える花は少ないですが、植物の実や芽の観察も面白いですよ!ぜひ見に来てみてください。
続いて野鳥情報です。
珍しくウミアイサが水路の陸寄りに来ていました。赤いくちばしとボサボサの頭がよく目立ちます。これはメスで、オスは頭が濃い緑色をしています。
沖にはハジロカイツブリの大群が来ていました!100羽ほどでしょうか。
密集して泳ぎ、一斉に潜ったり出たりを繰り返しているので飽きません。
陸ではバーベキューエリアにドバトがたくさん集まっていました。
街なかにもいる鳥なので見慣れていますが、じっくり観察すると面白い子がたくさんいます。
求愛で鳩胸を見せつけながらメスを追いかける子がいたり…
翼や顔に白い模様があるちょっと変わった子がいたり。
西なぎさや葛西臨海公園を行ったり来たりしているので、特徴的な模様の子を覚えておくと園内の色々なところで見かけることができますよ!
ぜひ園内で生きもの観察楽しんでください♪
見られた鳥:
スズガモ、コガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、カルガモ、ウミアイサ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、イソシギ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、カワウ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、ドバト
2023.01/09(火)
1/9 なぎさの生きものたち
あけましておめでとうございます!年明け最初の西なぎさ生きもの情報です!
今日は干潟が少しだけ出ていました。日差しもあり気温も暖かく、何かいるかなと探してみると…
なんと!1月なのにカニが出てきていました。オサガニです。
長い目を水面に出して、寒い水の中ゆっくりと砂を口に運んでいました。
西なぎさ東側の岩場近くの干潟にはたくさんのカニの目が!
上のオサガニや、その仲間で白い爪を持つヤマトオサガニがいました。
冬の間は冬眠しているのですが、暖かい日には出てきているようです。
東なぎさの岩場にはアオサギが数羽休んでいました。
大きいサギですが、動かないと案外岩に紛れて見つかりません。
干潟ではコサギが魚を追い回して食べていました。黄色い足先が鮮やかですね。
水路で翼を広げ羽を整えている鳥がいました。誰でしょう?
ハジロカイツブリでした。翼が短く、飛ぶときは水面を走って助走をつけて飛びます。
なぎさ橋の下辺りの岩場では、イソシギ(左)とハクセキレイ(右)が黙々とえものを探していました。お互いのことは気にならないようです。
スズガモやカンムリカイツブリは西なぎさの沖に集まっていました。
去年末よりも数は増えているように見えます。
今年もたくさんの生きものに出会える一年になると嬉しいですね!
2022.12/30(月)
12/30 なぎさの生きものたち
今年も残すところほんのわずかとなりました。
今年最後のなぎさの生きもの情報です!
まずは水上で見られる鳥たちから。なぎさ橋下や東なぎさと西なぎさの間の水路に水鳥たちが集まっています。
岩場のそばではオオバンがエサをついばんでいました。見えるところまで近づくと、そそくさと泳いで離れて行ってしまいました。
同じく岩場のそばでヒドリガモの群れが見られます。頭が赤茶の右のカモがオス、左がメスです。
東なぎさと西なぎさの間の水路ではウミアイサのメスが2羽泳いでいました。ひっきりなしに潜るので、見つけづらいかもしれません。
西なぎさ沖のスズガモ。今日は西にスズガモ、東にカンムリカイツブリがなんとなく分かれて泳いでいました。だいぶ数は増えてきましたが、まだ増えそうです。
岩場周辺では水辺の小鳥たちも見ることができます。
岩場で一番よく見かけるイソシギです。おしりをふりふり揺らしながら、岩場につく小さな虫などを食べます。
お腹の斑点模様が特徴的なタヒバリ。
西なぎさによくいるハクセキレイと同じ仲間です。西なぎさ西側の岩場周りで2羽見られました。
うろこ模様が美しいイソヒヨドリのメス。
音もなく飛んでしまうので、近くにいることに気づかないことも多いかもしれません。一度見つければ、岩の上などでポージングしてくれるかも?
1月1日は早朝開園のため、6時から開園いたします。
西なぎさからのご来光と一緒に、野鳥観察もぜひ楽しんでみてはいかがですか?
2022.12/15(日)
12/15 なぎさの生きものたち
西なぎさでは今日もたくさんの野鳥が見られました!
なぎさ橋下の水路にはヒドリガモが数羽。手前がオス、奥がメスです。オスは茶色い頭と頭中央のモヒカンのような黄色い模様が特徴です。メスは地味ですが、オスと共通している先が黒い水色のくちばしが特徴です。
水路ではオス数羽が「ピュイー!」と鳴きながら、翼を反らせて求愛のような仕草をしていました。
東なぎさ沖、西なぎさ沖にはスズガモとカンムリカイツブリがいます。先週より若干数は増えたように感じますが、日によって差があるようです。
東なぎさ導流堤の先端にはダイシャクシギが1羽いました。
ここにダイシャクシギがいることが多く、先週も2羽確認されていました。
東なぎさ水路側の岩場にはカモもたくさん来ています。
下の写真、どこにカモがいるか分かるでしょうか?
正解はこちら!13羽のコガモが写っています!
みんな寝ていて顔がよく見えませんが、オスはきれいな模様をしています✨
風が冷たい一日でしたが、ほかにも色々な生きものが見られるのでぜひ遊びに来てみてください♪
2022.12/07(土)
12/7 西なぎさの生きものたち
ここ数日で一気に冬らしい気候になってきました。
西なぎさにも冬鳥たちが着々と増えてきて、冬の訪れを感じます。
西なぎさと東なぎさの沖には、スズガモなどのカモ類やカンムリカイツブリがたくさん来ています。
合わせて5000羽ほどでしょうか?これからまだまだ増えそうです。
大半のカモは寝ていて動きませんが、泳いだり羽ばたいたりのんびり過ごしている様子が見られます。
水路ではハジロカイツブリが泳いでいました。
沖では50羽ほどの群れで泳いでいることもあります。みんなでいっせいに水に潜ったり出てきたりする姿は、アーティスティックスイミングのよう!
さらに干潟では、オサガニやヤマトオサガニがまだ出てきていました。
寒くなると巣穴の中で冬眠してしまいますが、暖かかったため日向ぼっこをしていたようです。もうそろそろ見られなくなるかな?
なぎさの浅瀬では、コサギが魚を追いかけて右往左往していました。
なんだか舞を舞っているようで美しいですね!
お散歩がてら来てもたくさんの生きものが見られる西なぎさ、ぜひお立ち寄りください♪
2022.09/07(土)
シロチドリの繁殖に成功しました!
今年度も西なぎさでシロチドリが繁殖しました!
6月中旬に西なぎさで巣を作り、巣の周りには人が立ち入らないように囲いをしたり、捕食者対策として保護用のカゴを被せたりなどして保全に取り組んでいましたが、7月12日に無事卵が孵化し、3羽のヒナが生まれました。しばらくヒナは確認されていましたが、7月末ごろに2羽になってしまいました。残った2羽はその後すくすくと成長し、成鳥と同じくらいの大きさにまでなりました。最近の調査で親子共に確認がされなかったため、無事に旅立ったと思われます。
今日は絶滅危惧種の日。営巣環境が減少し、環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類、東京都レッドリスト絶滅危惧ⅠA類に指定されているシロチドリですが、葛西海浜公園がその保全の力になれるよう、頑張っていきたいです。
以下、シロチドリの成長の記録です。
6月 シロチドリの巣と親鳥。巣の中に卵が3つあります。
7/11 シロチドリのヒナ孵化直後の様子。ヒナが2羽いますが、右奥にまだ孵化していない卵が1つ映っています。
7/12 シロチドリのヒナ
今もどこかで元気にしていることを祈っています!見守っていただいた皆様、ありがとうございました!
来年も葛西海浜公園で繁殖してくれることを心よりお待ちしております!
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